今回は、YouTubeの「UR-Uオンラインビジネススクール」チャンネルで、竹花貴騎氏が、あなたの提案を魅力的にするBMCメイキングについて、“今のままではあなたの提案に価値はありません。”と題してUPされた動画を解説させて頂いているシリーズ 第三弾です。
この動画の解説ブログは、皆様が学んだ事を復習する事を目的に、時間軸に沿って解説をしています。
動画の中で話していたアレってなんだった? とか、ある言葉の意味が曖昧で、復習しようと思ったけど、どの動画で学んだのかわからないって時に、このサイト内を検索していただければ、あなたの探していた言葉がみつかれば、その動画を見返す事で、疑問が解消出来るはず。
また、動画の中で良く聞き取られなかった箇所とか、「あれ」「これ」「それ」などの言葉が何をさしているのか、良くわからなくて、意味が解りづらかった。という方の為に、それらの言葉の箇所は「具体的な名称」に置き換えるなどして、出来るだけわかりやすい内容にする事を心掛けて再現したブログの内容となっています。
また、説明不足で聞き手は理解しにくいのでは?と感じた所は、私が独自に補足しながら、中身を紹介させて頂き、皆様の理解を深めるのにお役に立てるように頑張っています。
ここで取り上げる動画は、視聴後から即実行出来るレベルの具体的な話なので、とっても役に立つこと請け合いです。動画を見終わった時、あなたは、動画を見る前とは、あきらかに違った世界にいる事でしょう。では、ワクワクしながら動画を最後までご覧下さい。
【動画を見終わった方へ】
どうでしたか? 理解できましたか? 早口でまくしたてられて、何だかよくわからないまま、終わってしまった。という方も多いのでは? ご安心下さい。今から僕が、各項目について、じっくりと解説をさせて頂きます。
この解説を読んだ後に、もう一度、動画を見ると、内容をより良く理解できますので、ご安心を!という事で、今回の動画解説に進みましょう。
はじめに
前回までの解説
シリーズ第一弾 冒頭~04:24まで
アイデアは形にしなければ無価値であるという事、事業作りの基本となる事を「ビジネス・モデル・キャンバス」(BMC)に落とし込んで検証する事の重要性などについて、解説をさせて頂きました。
シリーズ第二弾 冒頭04:25から10:05まで
ビジネスモデルを構築する際に使える、BMC(ビジネス・モデル・キャンバス)の紹介と、その時に大事な事がターゲティングにこだわり過ぎずに、セグメントを正しく設定することが重要だとう事について、解説をさせて頂きました。
今回の解説で学べる事
冒頭10:06から15:26までを解説しています。
今回の解説から学べる事は、
ビジネス成功には顧客の「ニーズ」と「不満」を理解し、それに応じた商品やサービスを提供することが不可欠です。単なる思い込みや感覚で市場を決めるのではなく、具体的な不満を調査し、それに対応するアイデアを生み出すことが重要です。
という事を学んで下さい
今回の解説の学びが役に立つ人
- 新規事業を立ち上げる起業家 – 顧客のニーズと不満に基づくアイデアの構築が成功の鍵。
- マーケティング担当者 – 効果的なターゲットセグメントの設定に役立つ。
- 製品開発者 – 顧客の不満を解消する製品設計に貢献。
動画の解説
10:06~ ニーズでセグメントする
絞り込む事は大事なのですが、無理に絞り込んでも、全く意味が有りません。
つまり、市場の中の「ニーズ」を「セグメント」していく。これが重要なんだけども。この「ニーズ」って何かっていうと、前回のブログで解説した例で言えば、アルコール市場の中で、何々を飲みたいという要望ですね。
「ニーズ」というと、「ビールがいい」とか「日本酒がいい」という事だけかと思いがちですが、そうではありません。それだけではなく、「利便性がある」とか、「快楽性があるか」「価格」「コストが下がる」これらもニーズの一つです。
つまり、年齢や性別や職業などという単純に見えるものだけでセグメントを絞るのではなく、こういう面からも市場を見て、しっかりとセグメントしてくださいっていう話なのです。
10:37~ 自分の思いを起点にする危険性
だから、ニーズを把握しない限りは成功は有りえません。「自分の思い込み」から始まって、「お客様のニーズ」にマッチにさせようとしているから、何にもマッチしないのです。
つまり、みんなが考えているのは、「飲食店を出したら儲かるだろう」って考えだけですよね? そうじゃないんです。
皆さんが飲食店を出すのに一番大事なことは何か判りますか?
何でしょう?
味ですか?
優れたマーケティング力ですか?
集客力ですか?
莫大な広告を打つことが出来る資本力ですか?
いいえ、「味」とか、そんなもの全く必要ないです。飲食店を出すのに、一番重要なことというのは、そこにお腹が減ってる人達が居るか、居ないか。という事です。
11:22~ 顧客は誰?
ニーズが生まれるというのは、何かに不を持つことですよね。
何かに「不」を持つ事というのはどういう事かと言うと、
例えば、皆さんのiPhoneを使っていると熱くなりますよね?
そのiPhoneが熱くなるという事について不満を持つ人というのは、iPhoneを買って持ってる人じゃないですか?
だから、何かをやってる人だからこそ、それに対して不満を持ち始める。だから、お客様の行動をしっかり見ることが大事なのである。という話。
良く勘違いするのが、『何々があったら絶対にビジネスになるなるね?』っていう提案を竹花氏によく持ってくる人が居るそうである。
例えば、「竹花さん、こんな飲食店作ろうと思ってんだけども、竹花さんは、どう思いますか?」って聞いて来るらしいのだが、その度に竹花氏が思うのは、「俺、そんな事知らねえ!」って事。竹花氏曰く、普通上司とかに聞くときとか、プレゼンで出すときっていうのは、
「iPhoneがあって、それに対して熱くなるって事を「不」に思ってる人がいるから、こういう冷却装置を改善した“冷却装置”を売ろうと思うんですが、これビジネスになりますでしょうか?」
と言うのが、正しい聞き方
なのに、なぜか多くの人は、「何々があったら良いと思うんですけど、どう思いますか?」っていう聞き方をしてくるそうです。
が、竹花氏からすれば、その話の「顧客」が誰なのかわからないと、答えられないよ!と嘆かれています。
つまり、ビジネスにしようと思ったら、まずはそのビジネスの「顧客」が誰なのか、という事、そしてどの様な事を「不」として思っているのか、そういう事を、きちんと明確にしないと話が始まらないという事ですね。
12:41~「不」を考えよう
じゃあ、この顧客の「不」ですが、お客の「不」というのは、何だと思いますか?
「不安」「不満」「不平等」「不経済」「不効率」「不定期」「不安定」「不足」など、色々ありますが、この人々が「不」と思っている事をどの様にして見つけていったら良いのか、どうやって「不」を知っていくのか。
例えば皆さん、友達を5人集めてみましょう。5人で十分です。その5人と上図を使って、「不」を探してみましょう。
どの様にするのか、先ず、この図の使い方の説明をしましょう。
皆さんの人生っていうのは、起きている時間か、寝てる時間かに分かれます。
そして、起きてる時間は、プライベートの時間(ライフ)か、仕事の時間(ワーク)に分かれますよね。まぁ専業主婦でしたら、仕事の時間が無くて、全てがプライベートの時間となりますけどね。
では、寝ている時間は関係ないので、そこは考えずに、「プライベートの時間」や「仕事をしている時間」で、何をしている時に、「不安」とか「不満」とか「不経済的」とか「不効率」とかを感じるか、と言うことを考えてみる時に使う、竹花氏のフレームワークが上図のものです。
使い方は簡単で、上図に、自分が普段「不効率」に感じることを
「プライベートな時間」と「仕事をしている時間」に分けて書き出してみるだけです。
ここに書き出す事は「自分勝手」な内容でOKです。
14:04~「不」を書き出してみよう
では、実際に表を埋めていきましょう。
例えば、どの様な「不」が考えられるかというと
【ライフ】自分の時間で「不」を感じる時
・育児からのひとときの解放
・家事を毎日やるという手間
・役所の手続きが時代遅れ
・賃貸の2年更新
この様に「不満」や「不安」に感じた事をリストアップして、それらに対して、集めた5人の友人の内、何人の方がその事に共感したかを、「共感人数」として、表に書き込んでいきます。そして、一番多く共感した人の特徴、つまり、どういう人がそれに共感したのかっていう事を「共感した人の特徴」欄に書いて下さい。
これで、「不」が見つかりましたね。たった、これだけの事なんです。そんなに難しく考えなくても大丈夫なんです。「こんな簡単に見つかんない」なんて思い込んでいるだけです。見つけようとしてないだけで、実はアイデアなんていうのは、その辺に転がっているものなのです。
では、仕事の時間(ワーク)の「不」を探してみましょう
【ワーク】通勤、仕事、職場で「不」を感じる時
・上司との飲み会
・出張の多さと手間
・紙での手続きの多さ
・満員電車
この様に、仕事でも簡単に「不」を感じる時というのがイメージ出来たと思います。
特に最後の「満員電車」は、多くの人が「不」と感じているのではないでしょうか。という事で、この「満員電車」を取り上げて、次へと進みたいと思います。
おっと、今回の話も長くなったので、この辺で終わりにさせて頂きまして
続きは、次回の動画解説でご説明したいと思います。
では、当シリーズの第三回目はこの辺で終わりたいと思います。
最後に
ここまでお読み下さったあなたへ
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wa9wa9power.com(ワクワクパワー・ドットコム) 管理者より
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